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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2014.04.11(金)
大岳山・御岳山(1266.5m)

東京都青梅市の御岳山(929m)は、頂上に武蔵御嶽神社が鎮座しています。今回は御嶽神社経由で大岳山に登ります。
御岳登山鉄道のケーブルカーに乗れば、滝本駅と御岳駅の間の11.7㎞(標高差423.6m)を6分で運んでくれます(往復料金1,110円)。有料ですが駐車場も滝本駅にあります。
終点の御岳山駅から左に進むとすぐに武蔵御嶽神社の参道です。

滝本駅(標高407.4m)
最大勾配が25度もあります
御岳山駅(標高831m)
御岳山駅展望台:視界が良ければスカイツリーも見られます
案内図
御嶽神社参道を進む

参道を20分ほど進み傾斜がきつくなった頃、右手の石垣に「神代ケヤキ」と呼ばれる大きなケヤキの木が見られます。人家の横の小さいスペースに根をおろしています。

神代ケヤキ

<< 御岳の神代ケヤキ >>
国指定天然記念物で大和武尊の昔よりあると言われており、幹の太さ8.2m 樹高約23m、推定樹齢は300年以上(伝承では1000年とも)と言われています。

神代ケヤキ

参道脇の土産物屋の間を抜けると鳥居と山門が見え、御嶽神社へと続く石段を登っていきます。
武蔵御嶽神社は、紀元前約90年、崇神天皇が創建したと伝えられる関東一の霊場。寶物殿には畠山重忠(平安時代末期から鎌倉時代初期の武将)が建久2年(1191年)に奉納したと伝えられている、国宝「赤糸威大鎧(日本三大大鎧の一つで平安時代後期の作)」が展示されています。

武蔵御嶽神社(拝殿)
武蔵御嶽神社旧本殿(奥)
寶物殿

神社から大岳山への分岐まで戻り、しばらく下ると長尾平の入り口です。そこからロックガーデンや天狗岩への分岐がありますが、残雪のため通行禁止になっています。尚も進むと推定樹齢350年の「天狗の腰掛け杉」です。そこは奥ノ院・鍋割山への分岐になっており、左の巻き道を大岳山へ進みますが、1時間ほどで再び奥ノ院・鍋割山の道と合流します。

天狗の腰掛け杉
植林された檜林
登山道より奥ノ院
奥の院・鍋割山合流を大岳山へ進む
雑木林の登山道
廃業となった大岳山荘

大岳山荘跡の裏の鳥居をくぐり杉林の中の大岳神社を過ぎ、急な岩場を登りきると視界が開け、大岳山山頂に到着です。春霞みの向こうには富士山も望めます。

大岳山荘付近より富士山
分岐を大岳山頂へ進む
鳥居をくぐり大岳神社へ

大岳山のパノラマ(左より大室山御正体山富士山三ツ峠山三頭山大菩薩嶺

山頂からは、大室山、御正体山、富士山、三ツ峠山、三頭山、大菩薩嶺などのパノラマが望めます。静かな山頂で山々を眺めながらゆっくりと休憩を取ります。

大岳山山頂(1266.5m)
三角点
大岳山山頂風景
山頂より富士山(中央奥)
山頂より三頭山(中央手前)
山頂より御前山

帰りは鍋割山への合流地点まで戻り、木々の間から見える山々を眺めながら鍋割山山頂・奥ノ院経由で戻ります。

振り向けば大岳山
鍋割山山頂(1084m)
奥の院より大岳山

山頂の奥の院には小さな祠があり、祭事を司るところでしょうか?そのすぐ下にも新しい建物があります。そこから天狗の腰掛杉のある分岐まで、急な下りが続きます。

静かな佇まいの奥の院
奥の院
木々の間に御岳山

登山道や、脇の雑木林に咲いていた花です。スミレの種類が多く、まばらではありますが、カタクリの花も広い範囲に咲いていました。いつかピンクのカタクリの花で山を埋め尽くしてほしいですね。

エイザンスミレ(叡山菫)
アケボノスミレ(曙菫)
スミレ(菫)
スミレサイシン(菫細辛)
ツルキンバイ(蔓金梅)
ハシリドコロ(走野老)
ヒダボタン(飛騨牡丹)
カタクリ(片栗)
アズマイチゲ(東一華)

帰りに長尾平展望台に寄りました。登ってきた大岳山や鍋割山・奥の院が一望できます。

長尾平より日の出山
長尾平展望台
長尾平より御岳山
長尾平より奥の院
長尾平より大岳山(中央奥)
参道より御岳山(中央)と奥の院(右)

前日の天気予報では気温が低く風が強いという事でしたが、風もなく山歩きにはちょうど良いくらいの気温でした。平日の為か登山者も少なく、静かな山歩きができました

2014.04.11
  • メンバー
    夫婦

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