東丹沢の鐘ケ岳は、神奈川県厚木市にあり、山頂近くに五百年余の歴史を持つ七沢浅間神社が祀られています。
広沢寺温泉の駐車場から鐘ヶ嶽を目指します。
一丁目の鳥居をくぐり出発です。しばらく行くと鹿よけの柵があり、扉を確認して進みます。
表参道になっている登山道には古い石仏や丁目石が短い間隔で祀られ、山頂まで二十八丁もあります。
静かな木漏れ日の中、石仏とそれらに書かれた古い文字に目をやりながら進みます。
十三丁目の石碑近くに上杉公内室の墓分岐があります。
十八丁目付近からは厚木の街並が望めます。
二十七丁目から浅間神社の本殿までは342段の石段が続きます。浅間山と書かれた鳥居をくぐると浅間神社です。
本殿に向かって左手に進むと60mで山頂に到着。
鐘ヶ嶽は昔、竜宮から上げた鐘をこの山に収めたという伝説や、戦国時代に七沢城への合図のために鐘が置かれたなどと伝えられています。
山頂から下り、山の神分岐に着きます。山の神分岐は、左ルートと右ルートがあり、右ルートは比較的緩やかで山の神隧道北側へ抜ける道、左ルートは鎖やロープが配置された急な岩場が点在する道です。
私達は左ルートの山の神隧道へから広沢寺温泉へ進みます。
山の神から舗装された車道(山の神隧道南側)に出ます。緩やかな車道を歩きニジマスの釣り堀がある広沢寺温泉に到着します。