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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2014.03.09(日)
幕山(625m)

神奈川県湯河原町の幕山は、梅林とロッククライミングの練習場としても知られています。
幕山登山口のある幕山公園(湯河原梅林)は、約20種4000本もあるという梅がちょうど見ごろです。

自宅7時出発、小田原厚木道路~真鶴道路~国道135号線経由で8時ごろ駐車場着。
人もまだ少ない公園の登山口から、赤・白・ピンクと、色とりどりの梅の中を登り始めます。

幕山公園第4駐車場
新崎川橋より幕山
管理棟とトイレがあります
幕山登山口
梅林を進む
輪違い(白や淡紅色の八重の花)

幕山の南斜面に広がる梅林の花や香りを楽しみながら進みます。

幕山ハイキングコースを進む
枝垂れ梅
梅林
紅梅
梅林が続きます
白梅

幕山ハイキングコースの横にある柱状節理の岩壁は、ロッククライミング練習場になっており、数名の若者が張り付いて頑張っています。

スミレ(菫)
梅林の奥にロッククライミング練習場
梅林最高地点
柱状節理の岩壁
眼下に幕山公園
東屋の休憩所

登山道脇の枯れ葉の中で、ドングリが活動を始めていました。殻を脱いで、根を地にのばす準備をしています。
幕山東面の開けた所からは、真鶴半島や相模湾に浮かぶ初島、そして伊豆半島も一望できます。

登山道を進む
殻から出てきたどんぐり
海に浮かぶ初島
真鶴半島の海岸線
登山道を進む
アセビ(馬酔木)の花

幕山山頂は広いのですが木や草に囲まれ、さほど展望はよくありません。それでも多くの人が腰をおろして、ゆっくりと休憩をとっています。私たちは南郷山まで足を延ばしたいので、休まずに先に進みます。

幕山山頂より真鶴半島
幕山山頂風景
幕山山頂(625m)

山頂から20分ほど下ると、白銀林道に出ます。林道脇の自艦水への標識から10分ほど上ると、一年中枯れる事のないという「自艦水」です。

湯河原には、源頼朝にまつわる話が残っています。
「平治の乱で敗れた頼朝が伊豆に流された後、北条時政や土肥実平らの助けで平家打倒の兵を挙げるが、石橋山合戦で敗れ主従7人で湯河原の山中に逃れた。その後、平家側の梶原景時に発見されるが、景時は見逃してくれたという。その後、実平が手配してくれた小舟で安房の国(千葉県)にわたり再起を図った。それからまもなく鎌倉幕府が誕生するのです。」

登山道には残雪が・・・
桧林の登山道を進む
白銀林道から自鑑水へ
箱根笹の登山道は残雪・・・
一年中枯れる事のない自鑑水

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もう逃れられないと覚悟した頼朝が、この水で最後の身支度をするが、水面に映る我が姿を見て、もう一度再起を決意した池。
頼朝再興の礎として伝えられています。

自艦水から桧の林を進むと、20分ほどで南郷山に続く尾根道に出ます。そこから箱根笹が茂る尾根道を進むと、300mで南郷山山頂に到着です。南郷山山頂は多くの登山者が休憩中で、私達も昼食と休憩を取ります。

自鑑水より南郷山へ
桧林を進む
雪が多い箱根笹の中
尾根道分岐を南郷山へ
南郷山山頂(610m)
南郷山山頂も人が多い

南郷山からは尾根道分岐を白銀林道へ下り、幕山への登山道に戻ります。林道から5分程で大石ヶ平方面への分岐です。大石ヶ平への道は、ぬかるみが多くあり、ところどころに箱根笹が敷き詰められています。大石ヶ平で再び白銀林道に合流します。

尾根道分岐を白銀林道へ下る
白銀林道で大石ヶ平へ戻る
分岐を大石ヶ平へ
笹が敷き詰められた登山道を下る
大石ヶ平
白銀林道を下る

林道を下り、「鍛冶屋山の神」を過ぎた辺りが「夫婦の桜の里」です。そこには、夫婦の記念樹が植えられています。自分達の桜の木があるなんて素敵ですね。

鍛冶屋山の神
夫婦の桜の郷
一の橋より幕山
一の橋
新崎川の上流
ツルキンバイ(蔓金梅)

新崎川にかかる一の橋を渡り、林道から遊歩道に入ります。ハイキングの締めくくりも梅の中を歩きます。幕山を左に見ながら登山口まで戻ります。

紅白の梅の向うに幕山
遊歩道を進む
幕山登山口に到着
休憩所へ
幕山公園
梅(藤牡丹)
梅(白加賀)
幕山公園より幕山
早咲きの桜も満開

幕山公園の梅林は、遊歩道が巡らされています。開催中の梅まつり「梅の宴」では特産物の出店もあり、大勢の人達で賑わっていました。

2014.03.09
  • メンバー
    夫婦

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