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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2013.09.01(日)~08(日)
スイスの山旅(ピッツベルニナ・マッターホルン・モンブラン・ユングラウ)

山友会で、スイスアルプスに行ってきました。H交通社の8日間でアルプス4大名峰の、ピッツベルニナ・マッターホルン・モンブラン・ユングラウ三山(アイガー・メンヒ・ユングラウ)をめぐる旅です。

第1日目
成田空港13:40発の直行便で、チューリッヒへ(所要時間、約12時間25分)。さらにバスでシルヴァプラーナのホテルへ(約4時間)。

第2日目
ベルニナ鉄道に乗車。モルテラッチ氷河観光後、4大名峰ピッツ・ベルニナのディアヴォレッツァ展望台へ。

早朝ホテルの周りを散歩しました。ひんやりとした澄んだ空気が心地良いです。バスでサンモリッツ駅に移動。サンモリッツ駅にはカタカナで「サンモリッツ」と書かれた表示板があります。姉妹鉄道の箱根登山鉄道(ベルニナ鉄道は箱根登山鉄道のモデル)から贈られたものだそうです。

二泊したニラアルピナホテル
シルヴァプラーナ
サンモリッツ駅

駅からモルテラッチ氷河の先端まで歩いていきます。氷河が存在した場所にその時の年号が表示されていて、氷河が後退しただけ歩く距離が長くなっていきます。

1900年の氷河の位置
モルテラッチ氷河へ
2010年の氷河の位置

氷河見物後、ベルニナ線ディアヴォレッツァ駅からロープウェイに乗り換え、10分でディアヴォレッツァ展望台(2984m)へ。

ディアボレッツァロープウェイ駅
ロープウェイ
ロープウェイから
ロープウェイから
ロープウェイから
展望台のレストランで昼食

展望台からは目の前に、ピッツ・パリュ(3905m)とペルス氷河、右にベラヴィスタ(3922m)、その奥にピッツ・ベルニナ(4049m)、左にピッツ・カンブレナ(3604m)とベルニナ・アルプスの名峰が連なり、壮大な景色に感激です。

ピッツ・ベルニナ、ピッツ・パリュなどの山々

サンモリッツに戻り、サンモリッツを散策。

レーティッシュ鉄道ベルニナ線
花の手入れをする人
サンモリッツ湖

第3日目
サンモリッツからレーティッシュ鉄道アンブラ線(氷河特急線)でトゥージスへ。バスに乗り換えベリンツォーナへ。ベリンツォーナ観光後、バスで峠を越えて約200kmの道のりをテーシュへ。さらに列車に乗り換えてツェルマットへ。(ツェルマットは電気自動車しか走れない環境にやさしい街です)

バスや列車に乗っている時間が多いですが、車窓からの眺めが十分楽しませてくれます。特に氷河特急アンブラ線がランドヴァッサー橋を通過する時は、みんな大興奮です。

車窓から
ランドヴァッサー橋をわたる氷河特急
車窓から
トゥージスの駅
ベリンツォーナ
レストランで昼食

ベリンツォーナの古城は、スイスにおける中世の城塞建築で、3つの城と城塞が築かれ世界遺産になっています。その中で一番大きなカステルグランデと市庁舎、参事会教会を見学。

カステルグランデの城塞
モンテベッロ城が見える
山の山頂にサッソ・コルバーロ城
参事会教会
市庁舎
ベリンツォーナの街

バスでフルカ峠を通る予定でしたが、道路事情で変更になりました。その時越えた峠からの景色です。

峠からの景色

バスの車窓からの景色です。

バスの車窓から
バスの車窓から
バスの車窓から

第4日目
朝焼けのマッターホルン鑑賞。朝食後、ゴルナーグラート鉄道でゴルナーグラート展望台へ。ローテンボーデンからマッターホルンを眺めながらリッフェルベルクまでハイキング。午後の自由時間はスネガ展望台へ。

早朝、ホテルから徒歩で朝焼けのマッターホルンを鑑賞。マッターホルンの先が炭火の様に燃えていく姿は感動ものです。

①マッターホルンの朝焼け
②マッターホルンの朝焼け(①から2分後)
③マッターホルンの朝焼け(②から2分後)
マッターフィスパ川の橋の上から
シュバイツァーホフホテル(2泊)
ゴルナーグラート鉄道駅

ゴルナーグラト鉄道にてマッターホルンの展望台ゴルナーグラート展望台へ。車窓からはマッターホルンが見え、列車が上るにつれ近く大きくなっていきます。

車窓から
車窓から
ゴルナーグラート鉄道
ゴルナーグラート鉄道
ゴルナーグラート展望台

ゴルナーグラート展望台(3130m)は360度の展望です。マッターホルン(4478m)や、スイス最高峰のモンテローザ(4634m)など、15以上の4000m峰が見えるそうです。

スイス最高峰モンテローザとマッターホルン、眼下にはゴルナーグラート氷河

ローテンボーデンからマッターホルンを眺めながらリッフェルベルクまでハイキング。リッフェル湖の逆さマッターホルンに感動。

リッフェル湖とマッターホルン
逆さマッターホルン
リッフェルベルク

マッターホルンを眺めながらのハイキングは最高です。

スイスとイタリアの国境に位置するマッターホルンと山々

自由時間に、ツェルマットから地下ケーブルでスネガ展望台(2228m)へ。所要時間約3分です。
マッターホルンを見ながら、レストランでお茶タイム。9月だというのに、日蔭を探すほど暑いです。ツェルマットに戻り、マッターホルン博物館を見学。初登頂に使用したという、切れた細いザイルも展示されています。

スネガ展望台のレストラン
スネガ
ライ湖の逆さマッターホルン

第5日目
列車でテーシュへ、さらにバスでシャモニーへ。アルプスの女王モンブランの展望台、エギーユ・ドゥ・ミディ展望台へ。世界遺産のラヴォー地区の葡萄畑を見学。

山の山頂に建てられたモンブランの展望台エギーユ・ドュ・ミディ(標高3842mは富士山よりも高い)へは、シャモニーから高速ロープウェイで上ります。町との標高差は約2800mもあるとのこと「富士山にもロープウェイを造ってくれないかなあ」と言っている人がいました。

ツェルマット駅周辺
ロープウェイでエギーユ展望台へ
エギーユ展望台

さらにエレベーターで3842mの頂上テラスに上ると、フランスとイタリアの国境にまたがるヨーロッパ最高峰のモンブラン(4810m)が目の前に現れ感激です。

モンブランはフランス語で「白い山」の意味だそうです

頂上テラス
高度感がすごい
高速ロープウェイ

日本食レストランで昼食後、世界遺産のラヴォー地区の葡萄畑を見学。

日本食レストラン・サツキで昼食
レマン湖とラヴォー地区の葡萄畑
ロマンティック シュバイツァーホテル

第6日目
ユングフラウ鉄道でユングフラウヨッホ・スフィヒンクス展望台(3571m)へ。昼食後、ユングフラウ三山を望むハイキング。ベルン観光後グラッドブルグへ。

ロマンティック シュバイツァーホテル
グリンデルワルト駅
牛が優先です
車窓から
車窓からメンヒ
坑道口から
坑道口から
坑道口からアイガーの壁(右)
ユングフラウ鉄道のトンネル

鉄道の駅ではヨーロッパ最高地点のユングラウヨッホ駅(標高3454mの山頂駅)へは、アイガーとメンヒに掘られたトンネルを通ります。さらにエレベーターでスフィンクス展望台(標高3571m)に上がると、アレッチ氷河が眼下に広がり、メンヒやユングラウがすぐ近くで見ることができます。

アレッチ氷河

スフィンクス展望台で展望を楽しんだ後は、氷河の中に造られたアイス・パレスを見学。

メンヒ(4107m)
スフィンクス展望台
ユングフラウ(4158m)右
氷河の中
ウイスキーの樽
氷河の上です

アイガー・グレッシャー駅から、アイガー・メンヒ・ユングフラウの山々を眺めながらクライネ・シャデックまでハイキング。

ハイキングコースから
ハイキングコースからユングフラウ
ハイキングコースから

アイガー北壁の高さは1800mもあるそうです。人造湖のファルボーデン湖にその北壁が映っています。

ファルボーデン湖に映るアイガー
ハイキングコースから
ハイキングコースからのアイガー北壁
車窓から
車窓から
車窓から

スイスの首都ベルン観光
「バラ公園」や、ベルンのシンボルであるクマが飼育されている「熊公園」を見学。その後中世ヨーロッパ都市の姿を残す、ユネスコ文化遺産の旧市街へ。メインストリートのクラム通りにはアインシュタインが3年間住んでいたという「アインシュタイン・ハウス」や、1580年に作られたという時計塔があります。時計塔には天文時計と、今でも毎時56分に動き出す仕掛け時計があります。

アーレ川とベルン旧市街
熊公園
街並み
16世紀の噴水だそうです
アインシュタイン・ハウス
しかけ時計

第7日目
自由行動 希望者でチューリッヒ湖の湖上遊覧、買い物。
チューリッヒ発17時10分の直行便で帰路につきます。

チユーリッヒの街並み
モーベンピック エアポートホテル
チューリッヒ空港

スイスの花です。
9月なので花の盛りは終わっていましたが、めずらしい花にも出会えました。エイデルワイスはロマンティック シュバイツァーホテルの花壇で咲いていました。できればアルプスの山で咲いているエーデルワイスにあいたかったです。

ケンタウレア・ペクチナタ (キク科)ヤグルマギク
エピロビウム・アングスティフォリウム(アカバナ科)
パパヴェル・ラエティクム (ケシ科)
カンパヌラ・ロンボイダリス (キキョウ科)
ランヌクルス・モンタヌス (キンポウゲ科)
キルシウム・スピノシシムヌ (キク科)
フィテウマ・オルビクラレ (キキョウ科)
ゲンチアナ・カンペストゥリス (リンドウ科)
ケラスティウム・アルヴェンセ (ナデシコ科)
ゲンチアナ・オブリクラリス (リンドウ科):別名エンティアン
センペルビブム・アラクノイデウム (ベンケイソウ科)
レオントポンディウム・アルピナム:別名エーデルワイス
シレネ・ブルガリス (ナデシコ科)シラタマソウ
マツムシソウ・アザミ・シラタマソウなどの花畑
プルモナリア・アウストラリス (ムラサキ科)
シレネ・フロス-ククリ (ナデシコ科マンテマ属)
ディアントゥス・パヴォニウス (ナデシコ科)
ティムス・ポリトゥリクス (シソ科)

第8日目
成田空港12:00着。

スイスは素敵な国でした。どこを写しても絵葉書にできる景色ばかりです。機会があればまた訪れたい国です。

2013.09.01~08
  • メンバー
    山友会

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