山友会で、スイスアルプスに行ってきました。H交通社の8日間でアルプス4大名峰の、ピッツベルニナ・マッターホルン・モンブラン・ユングラウ三山(アイガー・メンヒ・ユングラウ)をめぐる旅です。
第1日目
成田空港13:40発の直行便で、チューリッヒへ(所要時間、約12時間25分)。さらにバスでシルヴァプラーナのホテルへ(約4時間)。
第2日目
ベルニナ鉄道に乗車。モルテラッチ氷河観光後、4大名峰ピッツ・ベルニナのディアヴォレッツァ展望台へ。
早朝ホテルの周りを散歩しました。ひんやりとした澄んだ空気が心地良いです。バスでサンモリッツ駅に移動。サンモリッツ駅にはカタカナで「サンモリッツ」と書かれた表示板があります。姉妹鉄道の箱根登山鉄道(ベルニナ鉄道は箱根登山鉄道のモデル)から贈られたものだそうです。
駅からモルテラッチ氷河の先端まで歩いていきます。氷河が存在した場所にその時の年号が表示されていて、氷河が後退しただけ歩く距離が長くなっていきます。
氷河見物後、ベルニナ線ディアヴォレッツァ駅からロープウェイに乗り換え、10分でディアヴォレッツァ展望台(2984m)へ。
展望台からは目の前に、ピッツ・パリュ(3905m)とペルス氷河、右にベラヴィスタ(3922m)、その奥にピッツ・ベルニナ(4049m)、左にピッツ・カンブレナ(3604m)とベルニナ・アルプスの名峰が連なり、壮大な景色に感激です。
サンモリッツに戻り、サンモリッツを散策。
第3日目
サンモリッツからレーティッシュ鉄道アンブラ線(氷河特急線)でトゥージスへ。バスに乗り換えベリンツォーナへ。ベリンツォーナ観光後、バスで峠を越えて約200kmの道のりをテーシュへ。さらに列車に乗り換えてツェルマットへ。(ツェルマットは電気自動車しか走れない環境にやさしい街です)
バスや列車に乗っている時間が多いですが、車窓からの眺めが十分楽しませてくれます。特に氷河特急アンブラ線がランドヴァッサー橋を通過する時は、みんな大興奮です。
ベリンツォーナの古城は、スイスにおける中世の城塞建築で、3つの城と城塞が築かれ世界遺産になっています。その中で一番大きなカステルグランデと市庁舎、参事会教会を見学。
バスでフルカ峠を通る予定でしたが、道路事情で変更になりました。その時越えた峠からの景色です。
バスの車窓からの景色です。
第4日目
朝焼けのマッターホルン鑑賞。朝食後、ゴルナーグラート鉄道でゴルナーグラート展望台へ。ローテンボーデンからマッターホルンを眺めながらリッフェルベルクまでハイキング。午後の自由時間はスネガ展望台へ。
早朝、ホテルから徒歩で朝焼けのマッターホルンを鑑賞。マッターホルンの先が炭火の様に燃えていく姿は感動ものです。
ゴルナーグラト鉄道にてマッターホルンの展望台ゴルナーグラート展望台へ。車窓からはマッターホルンが見え、列車が上るにつれ近く大きくなっていきます。
ゴルナーグラート展望台(3130m)は360度の展望です。マッターホルン(4478m)や、スイス最高峰のモンテローザ(4634m)など、15以上の4000m峰が見えるそうです。
ローテンボーデンからマッターホルンを眺めながらリッフェルベルクまでハイキング。リッフェル湖の逆さマッターホルンに感動。
マッターホルンを眺めながらのハイキングは最高です。
自由時間に、ツェルマットから地下ケーブルでスネガ展望台(2228m)へ。所要時間約3分です。
マッターホルンを見ながら、レストランでお茶タイム。9月だというのに、日蔭を探すほど暑いです。ツェルマットに戻り、マッターホルン博物館を見学。初登頂に使用したという、切れた細いザイルも展示されています。
第5日目
列車でテーシュへ、さらにバスでシャモニーへ。アルプスの女王モンブランの展望台、エギーユ・ドゥ・ミディ展望台へ。世界遺産のラヴォー地区の葡萄畑を見学。
山の山頂に建てられたモンブランの展望台エギーユ・ドュ・ミディ(標高3842mは富士山よりも高い)へは、シャモニーから高速ロープウェイで上ります。町との標高差は約2800mもあるとのこと「富士山にもロープウェイを造ってくれないかなあ」と言っている人がいました。
さらにエレベーターで3842mの頂上テラスに上ると、フランスとイタリアの国境にまたがるヨーロッパ最高峰のモンブラン(4810m)が目の前に現れ感激です。
日本食レストランで昼食後、世界遺産のラヴォー地区の葡萄畑を見学。
第6日目
ユングフラウ鉄道でユングフラウヨッホ・スフィヒンクス展望台(3571m)へ。昼食後、ユングフラウ三山を望むハイキング。ベルン観光後グラッドブルグへ。
鉄道の駅ではヨーロッパ最高地点のユングラウヨッホ駅(標高3454mの山頂駅)へは、アイガーとメンヒに掘られたトンネルを通ります。さらにエレベーターでスフィンクス展望台(標高3571m)に上がると、アレッチ氷河が眼下に広がり、メンヒやユングラウがすぐ近くで見ることができます。
スフィンクス展望台で展望を楽しんだ後は、氷河の中に造られたアイス・パレスを見学。
アイガー・グレッシャー駅から、アイガー・メンヒ・ユングフラウの山々を眺めながらクライネ・シャデックまでハイキング。
アイガー北壁の高さは1800mもあるそうです。人造湖のファルボーデン湖にその北壁が映っています。
スイスの首都ベルン観光
「バラ公園」や、ベルンのシンボルであるクマが飼育されている「熊公園」を見学。その後中世ヨーロッパ都市の姿を残す、ユネスコ文化遺産の旧市街へ。メインストリートのクラム通りにはアインシュタインが3年間住んでいたという「アインシュタイン・ハウス」や、1580年に作られたという時計塔があります。時計塔には天文時計と、今でも毎時56分に動き出す仕掛け時計があります。
第7日目
自由行動 希望者でチューリッヒ湖の湖上遊覧、買い物。
チューリッヒ発17時10分の直行便で帰路につきます。
スイスの花です。
9月なので花の盛りは終わっていましたが、めずらしい花にも出会えました。エイデルワイスはロマンティック シュバイツァーホテルの花壇で咲いていました。できればアルプスの山で咲いているエーデルワイスにあいたかったです。
第8日目
成田空港12:00着。
スイスは素敵な国でした。どこを写しても絵葉書にできる景色ばかりです。機会があればまた訪れたい国です。