サイト名

このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

トップ > 日記メニュー > 天城山

2012.05.27(日)
天城山(1406m)

静岡県の伊豆半島中央部を東西に連なる山々を総称して天城山といい、天城連山とも呼ばれています。東から遠笠山(とうがさやま)、万二郎(ばんじろう)岳、万三郎(ばんざぶろう)岳、小岳(こたけ)へと連なっています。2001年11月にもシャクナゲコースを歩いたのですが、是非もう一度花の頃に訪れたいと思っていました。しかし以前のシャクナゲコースが、シャクナゲを守るためでしょうか?シャクナゲの木が多くみられた万三郎岳の山頂直下から涸沢分岐点への道が閉鎖され違うコースに変更されていました。
しかし、石楠立(はなたて)から万三郎岳にかけてのアマギシャクナゲは、ピンクの濃淡でそれぞれの見事な色の花を咲かせていました。白色のアマギシャクナゲも見ることが出来ました。

今回は山友会のメンバーと4人での山行です。
午前5時出発。小田原厚木道路~箱根新道~伊豆スカイライン(熱海峠IC~天城高原IC)で天城高原ゴルフ場まで行くつもりが、交通情報で伊豆スカイライン(亀山峠IC~冷川IC間)が通行止めであることを知りました。仕方なく、伊豆スカイラインは熱海峠IC~亀山峠ICまでを利用し、亀山峠ICから一般道を利用し天城高原ゴルフ場(無料駐車場、トイレ有り)に7時15分頃到着。
7時35分に天城山を目指し出発です。

天城高原ゴルフ場(無料駐車場)
天城縦走路入口
天城山縦走路案内板
登山口から直ぐ階段を下る
緩やかな山道を進む
ヒメシャラ(姫沙羅)の木(中央)

登山口から少し下ると、万二郎岳とシャクナゲコースの分岐となる四辻です。今回は左の万二郎岳へのコースを進みます。

万二郎登山口(左へ進む)
大きな岩をよけながら進む
遠くにトウゴクミツバツツジが咲く
木の山道を進む
東伊豆方面
山道を進む

万二郎岳の山頂は、木々が生い茂り見晴らしは良くありません。万二郎岳を過ぎ、万三郎岳に進む山道近くはトウゴクミツバツツジが満開です。

万二郎山頂が見えた!
万二郎山頂(1300m)
トウゴクミツバツツジ
万三郎岳へ進む
山道を下る

<<トウゴクミツバツツジ>>
「トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)」は、ツツジ科ツツジ属の落葉低木。天城山では5月~6月に万二郎岳直下の岩場から馬ノ背の斜面に多く見られます。

馬ノ背と万三郎岳
馬ノ背を進む
木のハシゴを登る

馬ノ背を進む途中、開けた場所があり、天城高原ゴルフ場が一望できます。馬ノ背はアセビのトンネルや満開のトウゴクミツバツツジが楽しませてくれます。

馬ノ背の開けた場所
天城高原ゴルフ場方面
アセビのトンネル
トウゴクミツバツツジ
急な岩場を下る
石楠立(はなだて)

馬ノ背を過ぎ、石楠立と書いて「はなだて」と、かながふってあります。この辺りは5月ごろに咲く石楠花(シャクナゲ)からそんな命名になったと思われます。石楠立からは山道近くでアマギシャクナゲを多く堪能することができます。

アマギシャクナゲ(ピンク色)
アマギシャクナゲ(ピンク色)
アマギシャクナゲ(ピンク色)
アマギシャクナゲ(ピンク色)

<< アマギシャクナゲ >>
アマギシャクナゲ(天城石楠花)は天城山の特産種で、他のシャクナゲより樹が高く、古木が多い。花はピンクが多いが、稀に白色もあります。花期は5月中旬から6月初旬。
伊豆半島には他にアマギの名がつく、アマギツツジ(ヤマツツジの一種で赤い色。7月頃に登山口から万二郎岳への道でみられるそうです)アマギベニウツギ、アマギカンアオイ等があります。

石楠立を過ぎて万三郎岳手前の山道近くでも、白色やピンク色のアマギシャクナゲが見事なくらい鮮やかに咲いています。

アマギシャクナゲ(ピンク色)
アマギシャクナゲ(薄いピンク色)
シャクナゲのトンネル
アマギシャクナゲ(ピンク色)
アマギシャクナゲ(白色)
アマギシャクナゲ(ピンク色)

万三郎岳の山頂は、万二郎岳山頂と同じく、木々が生い茂り見晴らしは良くありません。山頂で昼食を済ませ、シャクナゲコースを涸沢分岐点、菅引分岐を経て天城高原ゴルフ場へ進みます。

万三郎岳山頂(1406m)
万三郎岳の三角点
万三郎山頂で休憩
「弥栄の神」の石碑

<< 弥栄の神 >>
「弥栄」は「ますます栄えること」で「ばんざい」などの意味があるそうです。万三郎岳から「ばんざい」と叫び、繁栄を祈ることで石碑が設置されたのでしょうか?

万三郎岳山頂付近

万三郎岳から涸沢分岐点までのコースは、以前のコースと違い、アマギシャクナゲを保護するように別コースの整理された木道になっています。

オオカメノキ(大亀の木)
東伊豆方面
階段の山道が続く
トウゴクミツバツツジ
慎重に山道を下る
登りの登山者とすれ違う

涸沢分岐点から菅引分岐まではアップダウンが多い山道が続きますが、万二郎登山口から天城高原ゴルフ場までは緩やかな下りとなります。

涸沢分岐点
木の階段を慎重に下る
山道の斜面で咲くシャクナゲ
山道真下で咲くレンゲツツジ
菅引分岐
万二郎登山口を左へ進む
駐車場から万二郎岳(左)
駐車場から万三郎岳(右)

シャクナゲコースからは天城山の全景を眺めることはできませんでしたが、駐車場からは天城の山々を見ることができました。

今回は、念願のアマギシャクナゲの花を見ることが出来ました。天気も良く、相模湾を眺めながらのドライブコースで帰路につきました。

2012.05.27
  • メンバー
    夫婦他2名

サイト内の他の記録

ほかの参考サイト

アーカイブス