静岡県の伊豆半島中央部を東西に連なる山々を総称して天城山といい、天城連山とも呼ばれています。東から遠笠山(とうがさやま)、万二郎(ばんじろう)岳、万三郎(ばんざぶろう)岳、小岳(こたけ)へと連なっています。2001年11月にもシャクナゲコースを歩いたのですが、是非もう一度花の頃に訪れたいと思っていました。しかし以前のシャクナゲコースが、シャクナゲを守るためでしょうか?シャクナゲの木が多くみられた万三郎岳の山頂直下から涸沢分岐点への道が閉鎖され違うコースに変更されていました。
しかし、石楠立(はなたて)から万三郎岳にかけてのアマギシャクナゲは、ピンクの濃淡でそれぞれの見事な色の花を咲かせていました。白色のアマギシャクナゲも見ることが出来ました。
今回は山友会のメンバーと4人での山行です。
午前5時出発。小田原厚木道路~箱根新道~伊豆スカイライン(熱海峠IC~天城高原IC)で天城高原ゴルフ場まで行くつもりが、交通情報で伊豆スカイライン(亀山峠IC~冷川IC間)が通行止めであることを知りました。仕方なく、伊豆スカイラインは熱海峠IC~亀山峠ICまでを利用し、亀山峠ICから一般道を利用し天城高原ゴルフ場(無料駐車場、トイレ有り)に7時15分頃到着。
7時35分に天城山を目指し出発です。
登山口から少し下ると、万二郎岳とシャクナゲコースの分岐となる四辻です。今回は左の万二郎岳へのコースを進みます。
万二郎岳の山頂は、木々が生い茂り見晴らしは良くありません。万二郎岳を過ぎ、万三郎岳に進む山道近くはトウゴクミツバツツジが満開です。
馬ノ背を進む途中、開けた場所があり、天城高原ゴルフ場が一望できます。馬ノ背はアセビのトンネルや満開のトウゴクミツバツツジが楽しませてくれます。
馬ノ背を過ぎ、石楠立と書いて「はなだて」と、かながふってあります。この辺りは5月ごろに咲く石楠花(シャクナゲ)からそんな命名になったと思われます。石楠立からは山道近くでアマギシャクナゲを多く堪能することができます。
石楠立を過ぎて万三郎岳手前の山道近くでも、白色やピンク色のアマギシャクナゲが見事なくらい鮮やかに咲いています。
万三郎岳の山頂は、万二郎岳山頂と同じく、木々が生い茂り見晴らしは良くありません。山頂で昼食を済ませ、シャクナゲコースを涸沢分岐点、菅引分岐を経て天城高原ゴルフ場へ進みます。
万三郎岳から涸沢分岐点までのコースは、以前のコースと違い、アマギシャクナゲを保護するように別コースの整理された木道になっています。
涸沢分岐点から菅引分岐まではアップダウンが多い山道が続きますが、万二郎登山口から天城高原ゴルフ場までは緩やかな下りとなります。
今回は、念願のアマギシャクナゲの花を見ることが出来ました。天気も良く、相模湾を眺めながらのドライブコースで帰路につきました。