苗場山は、新潟県と長野県にまたがり、広大な頂上湿原をもつどっしりとした大きな山で、山頂には4キロ×6キロもあるという頂上湿原があります。
苗場山の名前の由来は、山頂湖沼にあるミヤマホタルイが猪苗代のように見えることから付いたとの事です。
関越自動車道の湯沢インターを降り、国道17号線(三国街道に入ったまでは良かったのですが、和田小屋への林道の入り口がなかなか見つけられず町営駐車場に到着したのが朝6時でした。駐車場はほぼ満車状態でしたが、運よく草地の空きスペースに駐車できました。
駐車場近くにある苗場山登山道入口から登山道を登ると和田小屋があり、その和田小屋の苗場山登山口から苗場山を目指します。
中ノ芝、上ノ芝が過ぎた付近で、眼下には、カッサダムが望める場所があります。それを過ぎた辺りから針葉樹林(オオシラビソ)の森林が現れまてきました。
股ズリ岩は、登山者の足が竦む場所で、多くの行列ができる所です。
神楽ガ峰を過ぎた所に、雷清水があります。登りで疲れた登山者が湧水をペットボトルに給水するため、行列を作って賑わっていました。
頂上湿原は、点在する池塘と高山植物のワタスゲの花が咲いて、時間が許せはずっと眺めていたい景色です。
地塘とは、湿原の泥炭層にできる池沼で、湿原の窪地が排水が悪く水溜りが成長し池ができるようで、苗場山には多く存在しています。
苗場山は、頂上湿原がある広大な山でした。頂上付近は池塘が多くまた高山植物の花を楽しむことができました。四季を通じて多くの登山者で賑わっている山で、今度は秋の紅葉の時期に訪れたいと思いました。