山梨県の釈迦ヶ岳は御坂山塊のひとつです。
山頂部は花崗岩の岩山で、山名も急峻な山頂の意味の嵯峨(さが)に由来し、嵯峨岳から釈迦岳に時とともに呼び方が変わっていったようです。
中央高速川口湖インター~県道707号~地方道(若彦トンネル)~蕪入沢上芦川林道~スズラン群生地上駐車場に到着。
多くは葉を落とした広葉樹の林を登りきると、日向坂峠(どんべえ峠)への分岐の尾根道です。分岐を左に小さなピークをいくつか踏みながら進むと府駒山(1562.4m)山頂、木々の間から富士山が望めるようになり釈迦ヶ岳も目の前に現れました。
最後は岩の登りですが、御坂山塊の稜線越しに見える美しい富士山が出迎えてくれます。
山頂からの展望は良く、三ッ峠山や黒岳、富士山、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳の山々が望めます。
山頂からのパノラマ動画(左より三ッ峠山や黒岳、富士山、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳の山々)
釈迦ヶ岳は檜峰神社の奥の院になっており、山頂には二体の夫婦の石仏が祀られています。
下山は神座山方面に進み分岐を左に折れ、林道の釈迦ヶ岳登山口に下ります。さらに林道をスズラン群生地の駐車場へ戻ります。
黒岳と釈迦岳の谷間を走る蕪入沢上芦川林道沿いに「にほんすずらんの群生地」があり5月下旬~6月上旬が見頃との事です。例年5月末にはすずらん祭りも開催されているそうです。
スズランには「ニホンスズラン」と「ドイツスズラン」の2種類があり、花のシベの色で区別されるようです。スズランを見かけたら花の中を覗いてみようと思います。
ニホンスズラン 開花した花のシベが赤くない
ドイツスズラン 開花した花のシベが赤い