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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2015.02.14(土)
宝登山(497.1m)

埼玉県長瀞町の宝登山(ほどさん)、宝の山に登るとは縁起のいい山です。山頂一帯には約15,000平方メートルの敷地に約3,000本の臘梅が植えられており、1月下旬から2月下旬には黄色い花が一面に咲き、甘い香りとともに楽しませてくれます。ロープウェイもあり、山麓駅から山頂駅まで5分で運んでくれるそうです。

圏央道海老名~狭山・日高インター~国道299号~国道140号線沿いの有料駐車場(500円)に到着。鳥居から真っ直ぐに伸びた参道を宝登山神社まで進みます。
宝登山神社は約1,900年前に創立され、三峰神社・秩父神社とともに秩父三社といわれています。火災盗難よけ・諸難よけの守護神として信仰を集めているそうです。

駐車場(有料)
宝登山神社の鳥居
参道を進む(両側に有料駐車場あり)
先に登山の安全祈願を
宝登山神社本殿

<< 宝登山神社 >>
日本武尊が東国平定の折、遥拝の為宝登山に向かったが山火事に遭う。その時巨犬達が猛火に飛び込み炎を消し山頂まで道案内をしてくれた。尊は犬たちを神の使いに違いないと、この山を「火止山」と名付け神を祭ったそうです。

神社を過ぎるとすぐにロープウェイ山麓駅と登山道の分岐になり、右の登山道を進みます。道の脇は雪も残っていて、地面が凍っているので要注意です。

左に行くと宝登山ロープウェイ山麓駅
登山道の脇に雪が・・・
眼下に秩父市
直登の道もある
赤い屋根が宝登山小動物園公園
もうすぐ臘梅園

ろうばい園はロープウエイ山頂駅の近くにあり、山の斜面に梅(梅百花園)、その上に臘梅が植えられています。眼下を見下ろすと荒川の流れや秩父の町、その向こうには秩父の山が連なり素晴らしい展望です。

東ろうばい園
東ろうばい園
東ろうばい園の東屋

ロウバイ(臘梅):ロウバイ科ロウバイ属。中国原産。直径約2㎝で芳香のある黄色の花が咲く。内側の花被片は小さい暗褐色。名前の由来は花が蝋細工のようだから、花の色が蜜蝋に似ているから、臘月(旧歴の12月)に咲く花が梅に似ているから等諸説あるそうです。

ワロウバイ(和臘梅)
ワロウバイ(和臘梅)

<ワロウバイ(和臘梅)>
臘梅の基本種、花弁の外側が黄色で細長く内側が暗紅紫色

マンゲツロウバイ(満月臘梅)
マンゲツロウバイ(満月臘梅)

<マンゲツロウバイ(満月臘梅)>
園芸品種。花弁が丸く、色が濃い。花の中心に紫褐色の輪が入っていて、これが「満月」と名付けられた理由だが、最近では紫褐色の輪がなくても丸弁で色の濃いのは「満月」として販売されているそうです。香りが良い

ソシンロウバイ(素心臘梅)
ソシンロウバイ(素心臘梅)

< ソシンロウバイ(素心臘梅) >
ロウバイより花が大きく、内側の花被片も黄色。紫褐色の斑が入らないので「素心」と命名された。花弁が剣弁でレモンイエロー色、香りが良い

黄色い花が、東ろうばい園から西ろうばい園まで咲きそろい見事です。風下に立つと木々から臘梅の香りが集まりその香りに酔ってしまいそうです。山頂の開けたところからの展望もよく、武甲山や両神山の奥秩父の山々が目の前に広がり、さらにその向こうに雪の浅間山が山頂部を覗かせています。

紅梅と武甲山
西ろうばい園より両神山
西ろうばい園
西ろうばい園
西ろうばい園
西ろうばい園より浅間山(奥の雪山)

西ろうばい園からのパノラマです。

西ろうばい園のパノラマ(左より武甲山甲武信岳両神山

宝登山山頂(479.1m)
三角点
山頂風景

山頂の近くには、日本武尊が神霊を拝したところと伝えられる宝登山神社奥宮があり、参拝者が多いです。八十八夜(5月2日)には奥宮祭が行われるそうです。

宝登山神社奥社へ
宝登山神社奥宮
東ろうばい園へ下る

ロープウエイ山頂駅の近くには、満作や福寿草が咲いています。梅もすっかり咲く用意ができているようです。

マンサク(満作)

<<マンサク(満作)>>
枝いっぱいに花を咲かせるので付いた名前らしい。春に他の花より先駆けて咲くので「まず咲く」がなまったという説もある。

マンサク(満作)
フクジュソウ(福寿草)
出番待ちの梅
宝登山ロープウェイ山頂駅
山頂駅の案内板
下山
参道から振り返ると宝登山

秩父鉄道野上駅近くの万福寺~野上峠~宝登山に伸びる登山道は、長瀞アルプスと呼ばれているそうです。次回は歩いてみたいコースです。

2015.02.14
  • メンバー
    夫婦

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