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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2014.11.07(金)
大野山(723.1m)

神奈川県山北町の丹沢湖南にある大野山は、西丹沢の前衛の山で、「関東の富士見100景」にも選ばれています。山頂付近には神奈川県立「大野山乳牛育成牧場」があり、山頂近くまで車でも行くことができますが、今回は御殿場線北山駅から登り、谷峨駅に下る11.5kmのコースを歩きます。

車は御殿場線北山駅付近に駐車させてもらいました。北山駅の商店街を抜け、御殿場線沿いの静かな道を進みます。

御殿場線山北駅を出発
御殿場線沿いの車道を進む
国道246号線を右へ
川村関所跡の安戸隧道を進む
安戸隧道出口近くの大野山入口
道端の地蔵さん

大野山入口から20分ほどで深沢経由の車道(左)と、古宿経由ハイキングコース(右)に分かれます。

古宿(右)経由で大野山へ進む
鍛冶屋敷の茶畑
共和小学校より大野山方面
地蔵岩ルートから大野山へ
広葉樹の登山道を進む
枯葉の絨毯

地蔵岩からは、車道から分かれてハイキングコースになります。広葉樹の森の登山道にはカラフルな落葉や木の実が落ちています。森を抜けると右側にススキの野原が現れ、その横を階段がずーと伸びています。スカイツリーの高さ(634m)の標識が途中にあり、そこを過ぎても長い階段は続きます。

長い石の階段を進む
スカイツリーと同じ標高地点
大室山(左奥)、蛭ヶ岳(右奥)
大野山山頂へ
大野山乳牛育成牧場マップ
チェンソー彫刻が展示されています

大野山山頂は広く、東屋やトイレが整備されています。「富士見100景」の富士山は、残念ながら雲の中ですが、フユザクラが出迎えてくれました。
フユザクラ(別名コバザクラ)は冬(10月~12月)と春(4月)の年2回咲く桜です。日本の桜の原産地はヒマラヤ近郊と言われており、もともとは秋咲きであったのが環境に対応するうちに春咲きになったのではないかと言われています。

山頂近くの竜集大権現石祠
山頂の方位盤
フユザクラ(冬桜)
山頂風景
大野山山頂(723.1m)
山頂より大室山(中央奥)

山頂を後に、谷峨駅方面に下ります。途中、ススキやチカラシバの穂が晩秋を感じさせてくれます。登山道から箱根山や金時山を望むことができ、さらに眼下には小田原市や相模湾が一望できます。

笹の間を下る
休憩所もあります
登山道より明神ケ岳箱根山金時山
登山道より大野山方面
オオカメノキの実
登山道より金時山
チカラシバ(力芝)の群落
眼下に小田原市と相模湾
眼下に谷峨方面

大野山の秋の花です。

アザミ(薊)
キバナアキギリ(黄花秋桐)
イナカギク(田舎菊)
アキノタムラソウ(秋の田村草)
オヤマボクチ(雄山火口)
ハハコグサ(母子草)

下山のコースには、ドングリの苗を稙えている所があり、数年後が楽しみです。また、無人販売所には地元の物産が置かれています。やぶ北茶(700円)と干しシイタケ(300円)を買いました。

伐採された登山道を下る
無人販売所:地方物産等があります
車道を横切る
枯葉の絨毯を下る
登山道より大野山方面
バイオトイレ

バイオトイレ近くには、「都夫良野の頼朝桜」の約80年の大木があります。そこから、右下の登山道を下ると、嵐集落の登山口に出ます。そこから車道歩きを楽しんで最終地点の御殿場線谷峨駅に到着です。

都夫良野の頼朝桜

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山北町都夫良野に所在し、樹高約11.6m、根廻り約2.4mを有し、推定樹齢は約80年のようです。元樹は明治14年の台風によって倒壊したと伝えられ、現在の木はひこばえが成長したとあります。

嵐集落の登山口に戻る
青い吊橋を渡る
国道246号線を越え谷峨駅へ
御殿場線谷峨駅に到着

谷峨駅から山北駅までは一駅の電車の旅です。のんびりと歩いていたら駅の手前で電車が来てしまい、走って到着したのですが遮断機が下りているので、どうしたものかと立ち止まっていると運転手さんが救いの声をかけてくれました。電車に乗ると乗客の人から「乗れて良かったね」とやさしい言葉をもらいました。御殿場線はやさしい電車でした。

2014.11.07
  • メンバー
    夫婦

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