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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2014.04.28(月)
塔ノ岳(1491m)

神奈川県北西部に広がる丹沢は、面積約4万ヘクタールもある山塊です。その中心部は丹沢大山国定公園に、周辺部は県立丹沢大山自然公園に指定されています。
その中でも東丹沢の主峰塔ノ岳は、古くから大山とともに信仰の山として登られており、名の由来もそこから来ているようです。「かつて塔ノ岳北側の少し下った所に座像の仏に似た立岩(お塔)があり、尊仏岩と呼ばれ信仰の対象にしていた。お塔のある山なので塔ノ岳と呼ばれるようになった。」その岩は残念ながら関東大震災で消失してしまい、今は名前が残っているだけです。

自宅を6時30分に出発。国道246号・県道706号で秦野へ、秦野戸川公園のランドマーク「風の吊橋」を潜ると舗装のされていない戸川林道です。ゆっくりと林道を走り、戸沢山荘に8時10分頃到着。政次郎尾根から塔ノ岳を目指します。

戸沢山荘駐車場
戸沢山荘:トイレが有ります
夏季駐在所で登山届けを提出
戸沢分岐を政次郎尾根へ
急な登山道が続く
ヤマルリソウ(山瑠璃草)

政次郎尾根の歩き始めは上りの連続ですが、ヤマルリソウやミツバツツジなどの花に励まされながら登ります。

スミレ(菫)
エイザンスミレ(叡山菫)
整備された登山道
ミツバツツジ(三葉躑躅)
登山道より塔ノ岳(左奥)
登山道より三ノ塔

政次郎尾根の開けた場所からは、箱根山・金時山などが望めます。

登山道より箱根山、金時山
登山道より金時山、愛鷹山
山桜が満開
アセビ(馬酔木)
緩やかな登山道
政次郎ノ頭

政次郎ノ頭で丹沢表尾根に合流します。そこからは表尾根の快適な稜線歩きです。

稜線の登山道
稜線より箱根山、愛鷹山、富士山
マメザクラ(豆桜)
塔ノ岳への稜線
三ノ塔、烏尾山、行者ヶ岳の稜線
眼下に秦野市と小田原市(中央奥)

新大日から木ノ又小大日までアップダウンがありますが、木ノ又小屋を過ぎると富士山の展望がよい場所にでます。

新大日山頂(1340m)
木道を下る
木ノ又大日へ
木ノ又小屋
稜線より富士山、塔ノ岳(右)
尊仏山荘はもうすぐです

塔ノ岳山頂に到着、東丹沢の主峰と呼ばれるだけの展望が目の前に広がります。美しい富士山、丹沢・伊豆・箱根の山々の向こうに南アルプスも望めます。

塔ノ岳のパノラマ(左より天城山箱根山金時山愛鷹山富士山、南アルプス、御正体山檜洞丸大室山蛭ヶ岳

尊仏山荘
塔ノ岳山頂(1491m)
方位盤
山頂より富士山
山頂より表尾根の向うに大山
塔ノ岳山頂風景
山頂より鍋割山稜
日時計:シチズン製です

<< 日時計 >>
日時計は影を利用して視太陽時(太陽の動きをもとにして定めた時刻、正午に太陽が南中)を計測する装置で、人間が作った最古の時計。
昭和40年、国定公園に指定された記念に設置されました。

山頂を後に大倉・鍋割方面に下山、金冷シで左に折れ鍋割山稜への道と分かれます。花立山荘では氷の旗が風に揺れていました。丹沢はもう夏です。

山頂を後に下山
金冷シを大倉方面へ
振り向けば塔ノ岳
振り向けば蛭ヶ岳(左奥)
花立山荘
大倉尾根を下る

大倉尾根を平成15年に歩いた時、荒れた尾根の木道の両側に植林された小さな苗木に、元気に育てと願ったものです。あれから11年経ち、大倉尾根には緑が増えていました。
「丹沢の緑を育む集い」の活動のおかげですね。

「丹沢の緑を育む集い」の植林地
分岐手前の登山道
天神尾根分岐を戸沢出合へ

大倉尾根の下りの連続が一段落し、なだらかな尾根歩きにホットしたのも束の間、また下りですが直ぐに天神尾根分岐です。標識はしっかりと付いています。しかし、注意しないと大倉尾根の流れに流されてしまうかも?
分岐から杉や檜の中を天神尾根入口まで一気に下り、水無川沿いに戸沢まで戻ります。

急な荒れた登山道を下る
木々の間に木ノ又大日(中央)
ブナ林
天神尾根入口
水無川の清流
桜が満開

今まで塔ノ岳には、ヤビツ峠からの表尾根コース・秦野戸川公園から大倉尾根コース・鍋割山からの鍋割山稜コースなどを登りました。その度に新しい発見がありました。これからもまだまだ知らない塔ノ岳を見つけたいと思います。

2014.04.28
  • メンバー
    夫婦

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