生藤山は、神奈川県相模原市と東京都檜原村の県境に位置しています。以前、和田峠から登ったことがありますが、三国山付近の桜がよいとのことなので今回は鎌沢から登ります。里は桜が満開です。
県立鎌沢駐車場(無料)から民家や熊野神社、茶畑の脇を登っていくと、40分ほどで登山口です。近くには鎌沢休憩所(トイレ有)があります。
熊野神社には御嶽神社・八坂神社の氏神様も一緒に祭られています。鎮守の森には、樫の古木が7本もあり樹齢700年の大木もあるようです。
登山口から竹林や檜林の中を登り、椿のトンネルを潜ると山桜が出迎えてくれました。しかし、今日の桜の開花は標高660mまででした。桜のプロムナードと名づけられた地点や登山道にある桜の大木など、開花までは数日かかりそうです。
日本武尊伝説の残る「甘草水」の近くにも桜の木が多い。
三国山は、武蔵国(東京都)・相模国(神奈川県)・甲斐国(山梨県)にまたがる山ですが、生藤山の一部だそうです。西側の開けた所から富士山や三つ峠山が望めます。
三国山から少し下り、岩場の道を登り返すと生藤山(990.3m)です。そこからも富士山が望めます。さらに茅丸(1019m)・連行峰のピークを越えて山の神の分岐まで進みます。この尾根は関東ふれあいの道「富士見の道(陣馬高原下~和田峠~醍醐丸~生藤山~熊倉山~浅間峠~上川乗)」の一部になっています。
山の神の分岐を和田バス停方面へ進むと急な下りになりますが、春の花を探しながら40分ほどで山の神に到着。
和田のバス停経由で鎌沢駐車場まで戻ります。
登山道の桜は、4月中旬から下旬ごろが見ごろかと思われます。そして5月5日のこどもの日前後には、県立陣馬自然公園センター(和田バス停近く)の沢井川に、たくさんの鯉のぼりが泳ぐそうです。