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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2014.04.05(土)
生藤山(990.3m)

生藤山は、神奈川県相模原市と東京都檜原村の県境に位置しています。以前、和田峠から登ったことがありますが、三国山付近の桜がよいとのことなので今回は鎌沢から登ります。里は桜が満開です。
県立鎌沢駐車場(無料)から民家や熊野神社、茶畑の脇を登っていくと、40分ほどで登山口です。近くには鎌沢休憩所(トイレ有)があります。
熊野神社には御嶽神社・八坂神社の氏神様も一緒に祭られています。鎮守の森には、樫の古木が7本もあり樹齢700年の大木もあるようです。

鎌沢駐車場
熊野神社の3氏神様
樫の古木(樹齢500年?)
桜の向こうに陣馬山
鎌沢休憩所(トイレあり)
登山口

登山口から竹林や檜林の中を登り、椿のトンネルを潜ると山桜が出迎えてくれました。しかし、今日の桜の開花は標高660mまででした。桜のプロムナードと名づけられた地点や登山道にある桜の大木など、開花までは数日かかりそうです。

檜林
椿の花
山桜
桜のプロムナード
軍刃利神社
桜の大木

日本武尊伝説の残る「甘草水」の近くにも桜の木が多い。

甘草水近くの桜並木
桜の蕾
甘草水へ100m
甘草水(飲用不可)

<<甘草水(かんぞうみず)>>
甘草水は、日本武尊、東夷征伐の時、三国峠に軍を憩い給うに、山上に水なく、諸軍勢、渇にたえず、爰において尊鉾を以て岩頭を穿ち給えば、清泉たちまち湧出し、・・・即泉を甘草水と名づく(新編相模の国風土記稿より 神奈川県)

三国山方面へ

三国山は、武蔵国(東京都)・相模国(神奈川県)・甲斐国(山梨県)にまたがる山ですが、生藤山の一部だそうです。西側の開けた所から富士山や三つ峠山が望めます。

三国山山頂(930m)
三国山山頂風景
三国山より三ッ峠山(中央手前)

三国山から少し下り、岩場の道を登り返すと生藤山(990.3m)です。そこからも富士山が望めます。さらに茅丸(1019m)・連行峰のピークを越えて山の神の分岐まで進みます。この尾根は関東ふれあいの道「富士見の道(陣馬高原下~和田峠~醍醐丸~生藤山~熊倉山~浅間峠~上川乗)」の一部になっています。

生藤山より雲に隠れた富士山
生藤山山頂(990.3m)
アセビ(馬酔木)
茅丸山頂(1019m)
茅丸より大室山(中央)
連行峰
関東ふれあいの道

<< 関東ふれあいの道(首都圏自然歩道) >>
関東の一都六県を一周する長距離自然遊歩道です。
東京都八王子市高尾山麓の、国道20号沿いにある「梅の木平」を起終点に、160コースが整備されています。すべてが繋がっているわけではありませんが自然歩道の総延長は1,799kmにおよびます。踏破すると各都道府県で認定証を発行してくれるそうです。

山の神の分岐を和田バス停方面へ進むと急な下りになりますが、春の花を探しながら40分ほどで山の神に到着。

分岐を山の神へ
スミレ(菫)
杉林を下る
アブラチャン(油瀝青)
雪も残っています
イワボタン(岩牡丹)

和田のバス停経由で鎌沢駐車場まで戻ります。

山桜
山の神
フウロケマン(風露華鬘)
和田の里山
和田の里体験センター(トイレあり)
鎌沢駐車場より生藤山(中央奥)

登山道の桜は、4月中旬から下旬ごろが見ごろかと思われます。そして5月5日のこどもの日前後には、県立陣馬自然公園センター(和田バス停近く)の沢井川に、たくさんの鯉のぼりが泳ぐそうです。

2014.04.05
  • メンバー
    夫婦

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