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このサイトは、夫婦で登った山のGPS記録で綴る登山日記です。

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2012.08.04(土)
朝日岳(1870m)

朝日連峰は山形県と新潟県の県境にあり、主峰大朝日岳(1870m)を中心に、西朝日岳・竜門山・寒江山・以東岳などの峰々が日本海側へと連なっています。越後山脈の最北部に位置し、磐梯朝日国立公園にもなっています。今回は山形県側の古寺鉱泉から登りましたが、大朝日岳の山頂から佐渡ケ島が見えた(山頂で出合った方に教えてもらいました)時は、ここから日本海がこんなに近いのだと実感しました。

前日の午後10時出発。高速道路の東名、東北道、山形道を経由し、月山ICから一般道を利用、古寺鉱泉の駐車場に5時30分に到着。身支度を整えて5時49分に出発です。

駐車場付近

駐車場から徒歩5分ほどで、古寺鉱泉の朝陽館です。古寺川に掛かる橋を渡り、朝陽館の裏手の登山口から出発です。

古寺鉱泉
ブナの山道を進む
合体の樹(ブナとヒメコマツ)
ブナの林
一服清水:古寺鉱泉から最初にある清水

<< ブナの林  >>
紅葉の秋には色づいたブナの木が素晴らしいと聞きました。

古寺山

前回の妙高山同様、今回も暑さに参りました。水分を摂ってもすぐに汗で出てしまいます。持参の水の量が心配だったのですが、古寺鉱泉コースには一服清水・三沢清水・銀玉水の水場があり、水の量も豊富でとても助かりました。帰りに飲んだ銀玉水は、特に冷たく美味しい水でした。
登山口から歩き出して、約3時間30分で古寺山に到着です。古寺山山頂は展望が良く小朝日岳や大朝日岳が望めます。

ハナヌキ峰分岐
ブナの林
三沢清水
古寺山手前より白鷹山
古寺山手前より月山
古寺山山頂(1501m)
古寺山より小朝日岳

ブナ等の木々の間を歩いてきたのが、古寺山山頂に着くと急に視界が開け、朝日連峰の雄大な姿が目の前に広がります。至福のひと時です。

古寺山より大朝日岳

朝日岳へは、小朝日岳を越さなければなりません。しかし、途中から巻き道もついています。小朝日岳の頂上は目の前なのですが、日帰りの予定ですので、帰りに余力があれば登ることにして巻き道へ進みます。

直進ではなく、右の巻き道へ進む
日陰を探しながら進む
巻き道より月山
小朝日岳
大朝日岳
急な登り

大朝日岳への稜線は展望が良いかわり日差しを遮るものがなくとても暑い、そんな時に傘を持っているととても重宝します。今日は風も無いので、傘をさしての稜線歩きです。

月山
西朝日岳の斜面にある雪渓
後ろに小朝日岳への稜線が続く
大朝日小屋が見えてきました
右に西朝日岳

古寺山から大朝日岳への稜線歩きは素晴らしく、周りの景色に何度も足を止めました。

朝日連峰は花の百名山です。6月から7月にはヒメサユリ(日本固有のユリで、自生種は絶滅危惧種である)が、美しく咲くそうです。

アマモノ(赤物)の実
トモエシオガマ(巴塩竈)
ミヤマクルマバナ(深山車花)
ミヤマトウキ(深山当帰)
ハクサンシャジン(白山沙蔘)
ヤマハハコ(山母子)
ミヤマリンドウ(深山竜胆)
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)
ウメバチソウ(梅鉢草)
タカネコウリンカ(高嶺高輪花)
ウサギギク(兎菊)
オニアザミ(鬼薊)

山頂へは15分位で登れそうです。大朝日小屋の管理人さんにお願いしたら、心良くザックを置かせてもらえました。おかげで山頂へは身軽で行って来れます。

大朝日小屋
山頂より西朝日岳
三角点
方位盤
大朝日岳山頂(1870m)

雪が多いためか山頂の標柱は立派な石柱でした。

大朝日岳では磐梯山・蔵王山・月山・飯豊連峰・鷲ケ巣山などの山々がつくる360度のパノラマと、たくさんの赤トンボが迎えてくれました。

山頂より磐梯山(中央奥)
山頂より蔵王山(中央奥)
山頂より月山(中央奥)
山頂より飯豊連峰(中央奥)
山頂より鷲ヶ巣山(中央奥)
山頂より小朝日岳(奥に月山)

素晴らしい景色をいつまでも眺めていたいのですが、1時に大朝日岳山頂を出発です。下山するには私達のペースではギリギリの時間です。

山頂から大朝日小屋へ下る
大朝日小屋の鐘
大朝日小屋にある祀
小屋より西朝日岳(右)
下山の途中、大朝日岳を望む
銀玉水
小朝日岳分岐
下山の途中、朝日岳(中央)

<< 古寺鉱泉 >>
温泉に入りたかったのですが、長距離、長時間の行動でその気力も無く、そのまま帰路につきました。次はゆっくりしたいです。

やはり、小朝日岳には登れませんでした。小朝日岳への分岐に着いた時は迷わずに巻き道を選択していました。ヒメサユリの咲く頃に是非もう一度、小朝日岳の山頂にアタックしようと思います。

2012.08.04
  • メンバー
    夫婦

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