朝日連峰は山形県と新潟県の県境にあり、主峰大朝日岳(1870m)を中心に、西朝日岳・竜門山・寒江山・以東岳などの峰々が日本海側へと連なっています。越後山脈の最北部に位置し、磐梯朝日国立公園にもなっています。今回は山形県側の古寺鉱泉から登りましたが、大朝日岳の山頂から佐渡ケ島が見えた(山頂で出合った方に教えてもらいました)時は、ここから日本海がこんなに近いのだと実感しました。
前日の午後10時出発。高速道路の東名、東北道、山形道を経由し、月山ICから一般道を利用、古寺鉱泉の駐車場に5時30分に到着。身支度を整えて5時49分に出発です。
前回の妙高山同様、今回も暑さに参りました。水分を摂ってもすぐに汗で出てしまいます。持参の水の量が心配だったのですが、古寺鉱泉コースには一服清水・三沢清水・銀玉水の水場があり、水の量も豊富でとても助かりました。帰りに飲んだ銀玉水は、特に冷たく美味しい水でした。
登山口から歩き出して、約3時間30分で古寺山に到着です。古寺山山頂は展望が良く小朝日岳や大朝日岳が望めます。
朝日岳へは、小朝日岳を越さなければなりません。しかし、途中から巻き道もついています。小朝日岳の頂上は目の前なのですが、日帰りの予定ですので、帰りに余力があれば登ることにして巻き道へ進みます。
大朝日岳への稜線は展望が良いかわり日差しを遮るものがなくとても暑い、そんな時に傘を持っているととても重宝します。今日は風も無いので、傘をさしての稜線歩きです。
朝日連峰は花の百名山です。6月から7月にはヒメサユリ(日本固有のユリで、自生種は絶滅危惧種である)が、美しく咲くそうです。
山頂へは15分位で登れそうです。大朝日小屋の管理人さんにお願いしたら、心良くザックを置かせてもらえました。おかげで山頂へは身軽で行って来れます。
大朝日岳では磐梯山・蔵王山・月山・飯豊連峰・鷲ケ巣山などの山々がつくる360度のパノラマと、たくさんの赤トンボが迎えてくれました。
素晴らしい景色をいつまでも眺めていたいのですが、1時に大朝日岳山頂を出発です。下山するには私達のペースではギリギリの時間です。
やはり、小朝日岳には登れませんでした。小朝日岳への分岐に着いた時は迷わずに巻き道を選択していました。ヒメサユリの咲く頃に是非もう一度、小朝日岳の山頂にアタックしようと思います。