白根山(2160m)は、エメラルド色の美しい湯釜を抱く活火山です。
2.4kmほど南には今は活動を停止している本白根山(2171m)があり、三角点はそこから更に南西に約600mの所に位置していて標高は2164.8m。(現在は立入禁止の立札がありました)
山から戻り、さて草津白根山はどこを指すのか問題になり、少し調べて見ました。
深田久弥は著書の中で草津白根山は活動中の湯釜がある「白根山」としながらも、「南方約3kmにある本白根山の方が10数m高いから、こちらを白根山の本峰と見なすべきかもしれない」 と書いています。
他に「白根山、逢ノ峰、本白根山」を総称して草津白根山と呼ぶという意見もあります。
本白根山(もとしらねさん)の名が示すとおり、昔、本白根山が活動していた頃は白根山と言えば、そちらを指したのでしょうが、現在は火山活動が湯釜がある方の山に移ったので、人々が思う白根山もこちらに移ってきたのではないかと思います。
AM6時に白根火山レストハウスの駐車場(410円)に着いたのですが外気温1℃と寒い。
数台停まっている車の人達同様少し様子を見る事にする。すると、万座の方からみるみるガスが上がってきた。
1時間もすると少しずつ視界が開けてきたので標高2000mの登山口から逢ノ峰(2109.9m)を目指します。
霧が流れるなか登って行くと、草や木に白い霧氷が見られ、感激です。
葉っぱのすっかり落ちたダケカンバや赤い実だけになったナナカマド、水が涸れてきた湖底に見えた鏡池の構造土の亀甲模様など、この時期にしか見られものが色々と楽しめました。
帰りにはもちろん草津温泉(入浴料800円の大滝乃湯)で冷えた身体を温めて帰りました。